北木石の特徴

北木石の特徴

北木石は、中世代白亜紀(8000万年前頃)の地殻変動によるマグマの貫入により、
中国地方山陽側一帯の広い範囲にわたり(50km×200km)形成された花崗岩です。
白を主とし、中目と瀬戸白、瀬戸赤、サビ石の4種類があります。
弊社から採石される中目の特徴は、極めて「光沢」があり、しかも「ねばり」があるので、
加工も容易で角が欠けたり折れにくい為、鳥居材や墓石材として適しています。
また、通常「ねばり」=「鉄分が多い」=「錆が出やすい」となります。
しかし、地下深くから取り出した弊社の石は、地圧で目が締まっている為、錆にくいという特徴を持っています。

物性データ比較(瀬戸内三大銘石)

  見掛け比重
(g/cm³)
吸水率
(%)
圧縮強度
(N/m²)
北木石
2.63 0.23 158.73
庵治石
2.65 0.15 155.00
大島石
2.649 0.111 117.99
■見掛け比重(g/cm³) ・・・ 石材の正味重量を表す数値で、含有鉱物が細やかに個結した石材ほど重い。
■吸水率(%) ・・・ 水分を多く吸収する石材は、含有鉄分等が水分と反応し、変色や劣化に繋がりやすい。
■圧縮強度(N/m²) ・・・ 石材の硬度を表す数値。この数値が高いほど、深部で組成されたことを意味している。
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