昨日（20日）、大阪よりお見えになったのは、業界関係者ではなく
一般の方。しかも証拠写真を収めに・・と仰るのですから、心中は、
穏やかではございません。
聞けば、現在裁判中との話で、ご来訪者の所有する軍人墓4基が
無許可で移設された為、それを元通りに復元するよう求めている
といった内容でした。
そこに、北木石がどう関わっているかというと、そういった軍人墓に
限らず、戦前に建立された全国の多くのお墓にも（建築は超有名）
北木石が使用されているという曲げられない事実があるのです。
争点になっているのは賠償金額。相手方は、『北木石は現在採掘
されていない』という前提から、北木石相当品（中国材etc）で対応
すると主張・・ん？その虚偽の前提・・どこかで聞いたような（苦笑）
→ 2011/6/1記事（当blog掲載内容）参照
客観的に、非常に問題あるなぁと感じるのが、裁く人間も、相手を
弁護する人間も、『虚偽の前提』に基いて論じている点。今の情報
化社会において、ちょっと調べれば分かることを、その手間を省き、
強引に事を前へ進める様子は、意図的ともとれるのですが・・。
こちらは、島にストック中の『東京駅丸ノ内駅舎 保存・復原工事』
向け原石（北木石）群です。
こういった北木石の在庫写真も証拠の一部となるでしょう。
何れにしても、正直者が馬鹿を見る世の中から、日本がイチ早く
抜け出さないと、世界平和などといった事は夢のまた夢ですね。