6月11日(土)・12日(日)の2日間、高松市のサンメッセ香川にて
『あじストーンフェア2011』が開催されました。足元が悪い中でも、
絶えず、大勢の来場者による熱気が、会場に充満していました。
こちらは、北木石が展示されていた、鳴本石材さんのブースです。
各社さん、複数の展示品をお披露目されている中、唯一、一作品
しかも北木石で飾るところに、北木出身業者の心意気を感じます。
現在、北木石は、限定生産(月間500才)状態にあります。自然の
恵みに感謝し、根強い【北木石ユーザー】を大事にするためにも、
自社の売上より、原石の希少価値を優先させた結果です。今後、
益々、北木石の取扱店が限定されてくるだろうと思っています。
庵治には、粋な職人(石工)さんが沢山います。その中で、私が
最も影響を受けているのが、大川石材の大川社長です。最初に
同氏とお会いしたのは、5年前の厦門空港(中国)でした。
大川さんも、畑違いの仕事(大手ハウスメーカー)から石材業界
に転身されたということで、当時より、石屋さん特有のニオイとは
違うものを感じていました。
目に見えにくい所ほど大事にされるという考え方や姿勢からは、
モノ作りに対する独特の哲学を感じます。
写真は、カロートという納骨する場所で、建立すると見えなくなる
ところ故に、100人の職人さんがいれば、99人の方はコスト削減
できる部分だと言われるでしょう。
凄いなぁと思うのは、技術だけではありません。この日(12日)
がデビューとなった、香川の石工ヒーロー『石匠庵神レムジア』
ここに至るまでに足掛け2年かかったそうですが、こういった戦隊
モノを通じて、子供たちに分かり易く、人としての優しさだったり、
感謝の心を育んでいこうとするあたりがシビレます。
ショーが終了後も、地元チビッ子たちとの記念撮影で大忙し・・。
改めて、別の角度からも庵治産地の底力を見させて頂きました。
また、凄い男は、庵治と同じく三大産地の一つ、岡崎にもいます。
今年の『第20回岡崎ストーンフェア』で実行委員長を務められる
楠名氏(=写真右)です。写真左は、大川氏です。
岡崎ストーンフェアは、10月22日(土)・23日(日)開催予定です。
20周年となる今年の記念事業が今から楽しみです。^^