弊社での採石手順の一つ、ジェットバーナーで石を焼き切る作業は、
騒音(→難聴)・粉塵(→珪肺)・ヤケドの三重苦。
切られる石にとっても、裂け(炎による割れ)で歩留まりが著しく低下
する場合もあり、なるべくなら違う手段で採石を行いたいところです。
しかしながら、断崖絶壁で(写真右側は70m掘り下げています)採石を行う
我々にとっては、安全面と作業効率を加味すると、バーナー無しでは事が
前に進まないのが現状です。その様子を見守っているのが親父(弊社社長
=写真手前)です。
こうして社長が一歩下がったところから指導できるのも、新たな匠として、
藤井さんが加わってくださったお蔭ですね。社長も御年☆満70歳。周囲に
鉄人と呼ばれてはいても、肉体的な衰えは隠せません。
そのフィジカル面をサポートしているのが、高松英男くん(写真右)です。
24歳の時に弊社の門を叩き、早6年目。過酷な現場且つ、お隣の福山市
から通勤ということで、周りから、いつ辞めるか・・という目で見られていた
彼が、今や、押しも押されぬ当採石場のホープです。
高松英男くん(29歳) 藤井 篤さん(61歳)
藤井さんは、『石切り唄保存会』のメンバーでもあるので、ヒデ君には
現場作業だけでなく、そういった石切りの伝統文化も一緒に継承して
欲しいなぁ~って期待してます。
御来島の際には、二人に黄色い声援をお願いします。^^