東日本大震災から既に7ヶ月が経過。被災地の様子を伝える
報道は、メッキリ少なくなりました。その分、目覚ましい復興を
遂げているのであれば、それほど望ましい事はありません。
我々が目の当たりにした現実は、想像以上に厳しいものでした。
小生地元には、笠岡湾に広がる全国有数の干拓地があります。
そういうイメージが頭に浮かぶのを、津波前には住宅が密集して
いたという事実が吹き飛ばします。思わず言葉に詰まります・・
正直申し上げて、私はこの塩竈地区(宮城県塩竈市)について
あまり知識を持ち合わせておりませんでした。
ということは、メディア報道で、頻繁に採り上げられていた地域の
被害は一体どれ程のものだったのか・・TVで見る映像と、現実に
間近で見る光景とのギャップを、埋めることができません。
その衝撃を和らげてくれたのは、罹災された方が明るく振る舞い
力強く前に進もうとされる姿勢でした。そういう方々から一つだけ
お願いされました。それは、「皆さんが戻られたら、周囲の人に
被災地の現状を伝えて欲しい」と・・
この事は、地元市民の税金(血税)で給料を賄われている方々
に対して、特に、お伝えしなければならないと感じた次第です。
現実を、自分の目で確かめることの重要性を、再認識することと
なり、東京に着くや一目散で、島から出荷したばかりの原石が
使用される予定の工事現場へと足を運びました。
コスト的な問題もあり、全てに弊社北木石を使用するのは難しい
事ではあるが、少なくとも皇居側の部分だけはキチンと使用する
という言葉(約束)を頂戴しております。
現代建築とどう向き合い関わっていくかも今後の課題なのです。
こちらは、観客動員数が全国一でもある新宿ピカデリーです。
今月初め(10/1)より公開が始まった映画『エンディングノート』
もご覧の通り、他の映画と並べて掲示されてありました。
写真は、今回の映画『エンディングノート』に協賛するキッカケを
くれた親友です。彼もまた、中学・高校と母校を共にしています。
そんな我々の愛すべき母校も、三十一期生においては前回記載
した通り、一学年に31人の生徒しかいないという現状なのです。
OBとして出来ることも限られますが、かけがえのない仲間そして
沢山の思い出を貰った母校に少しでも恩返しできたら幸いです。