北木島の産業

石材

笠岡諸島 北木島石の島

笠岡港からフェリーで約50分、白御影石で知られる北木島に着く。 瀬戸内のほぼ中央に浮かぶ穏やかな気候の島。島の周囲は18キロ、砂浜、奇石にあふれるこの島はまさに「石の島」である。

笠岡市北木島は、岡山県西南部に位置し、風光明媚な瀬戸内海笠岡諸島の中心に在り、笠岡諸島最大の島です。 今から七百数十年前、源平水島合戦の際、平家の英雄が足を止めた事により脚光を浴び、現在もその住居跡や地名が残っています。 石の島・花崗岩の島と言われ、大坂城再築に北木島の石が使われてからは、その石質を認められ「北木みかげ石」の名を全国に轟かせました。


伝統の銘石・北木石 瀬戸内の三大銘石それは、香川県産『庵治石』、愛媛県産『大島石』、そして、岡山県産『北木石』です。 その中でも北木石は、全国デビューがもっとも早くその実績は、徳川幕府が再築した大坂城の石垣にまで遡るほどの歴史ある伝統の銘石です。 内陸の道路網が未整備だった時代に、船を利用した海運による納期厳守と、 良質な大材が採れることにより、全国各地だけでなく海外にまでその名を馳せ かつては、一大産地として君臨していた時代もありました。

漁業

北木島の新しい特産品熟成干物「灰干し」

北木島は元々石材業を地場産業とした島です。

「灰干し」自体は昔から行われていた干物の製法。 製法的には、三宅島の火山岩を砕いてパウダー状にし、その中で魚を乾燥させるわけだが、北木島ならではの石材加工技術と瀬戸内海の美味しい魚との融合で新たな特産品を創造する。 干物の包装材として木箱や新聞紙を用いていた時代、東京都江東区にて1950年創業の水産加工物会社「東京仙印商店」がセロファンに包んでみたところ、非常に仕上がりの見栄えが良くなり、これを販売したのが最初とされている。


美味しさの秘密 魚の美味しさのカギはアミノ酸であると言われています。アミノ酸とはたくさんの種類が ありますが、多くはタンパク質から分解・変化したものです。魚・肉など身を形成するタンパク質は時間の経過と共に分解を繰り返します。
タンパク質の分解の過程でその「旨味のカギとなるアミノ酸」ができあがるまでじっくりと待つ。そして、セロハンの浸透圧により水分と臭みがセロハンを抜けて、灰に吸収され、アミノ酸が凝集されるためです。 また、灰干し熟成は日に当てないので脂質の変化が少なく、本来の魚の旨味をそのまま凝縮しているため、脂焼けせずに風味のよい味となります。

グルメ

地元の美しい魚が味わえるグルメ北木島

離島気分でのんびりと食事と散策ができる「グルメ北木島」は新鮮でおいしい魚が自慢です。
北木島でとれた新鮮な魚を漁師から直接買い付け全て天然物を使用。地元の美しい魚をぜひ一度ご賞味を!


精一杯のおもてなしでお迎え 都会の雑踏から逃れ、2004年9月末にここ「北木島」に移住しました。 周囲の皆様に支えられやっと民宿兼レストランオープンにこぎつけました。 地元の皆様に可愛がられながら精一杯がんばることが島おこしの一役を担うことになると確信しています。 今後とも皆様のご愛顧をよろしくお願いします。

宿泊

明治創業・歴史ある旅館天野屋旅館

大浦海岸に面した、木造3階建の明治に創業した旅館です。
お食事は島の周辺でとれた魚が主体の海鮮料理が大変好評いただいており、仕出し、同窓会、合宿、家族保養等などにもご利用いただいています。


歴史ある老舗ならではの風格 食にも空間にバランスを保つ宿として昔からの老舗旅館。
木造3階建ての外観は綿々と島宿として風格を随所に感じさせる。
二階の客室は広々とした本間造りでどの客室からも港が眺めることができ、3階の大広間まで貫く御柱はとりわけ立派で、これぞ島宿の真髄という雰囲気が伝わってくる。
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