北木石の匠 blog

日記

JAPAN石フェス2011 in 神戸

改めて感じるのが、神戸の街にはイルミネーションがよく似合う!
神戸イルミナージュ2011②.jpg
写真は、今月(11/1)からスタートした『神戸イルミナージュ2011』
先週の段階で、既に来場者が20,000人を超えているらしいです。
111122神戸X'masイルミ.jpg
我々が宿泊しているホテルのエントランスには、X’masイルミが・・
さり気ない演出に心も温まります。
そのイルミネーションも、更に盛り上がってくるのは来月からです。
1995年の阪神・淡路大震災以来、鎮魂の意を込めて毎年12月に
開催されるようになった『神戸ルミナリエ』が始まるのです。
111123列島十三重塔.jpg
その神戸の地で、昨日今日の二日間、『神戸国際展示場3号館』
にて開催されているのが、(社)日本石材産業協会が主催する
石のイベントです。3.11までは、福島で開催される予定でした・・
上写真は、絆をテーマに、日本全国の石をパーツごとに用いて
製作された『列島十三重塔』で、今年の岡崎ストーンフェアで初
披露された逸品です。そこには、北木石も組み込まれています。
111123鳴本石材ブース①.jpg
こちらは、小生が家業を継いで以来、支援を続けてくだっている
全国屈指の石材加工工場を有する鳴本石材さんのブースです。
111123鳴本石材ブース②.jpg
展示している作品は4つで、全て国産材でした。その看板石種の
中に、我らが『北木石』を掲げてくださっているのは、全国で二社
しかございません。展示場内では、鳴本石材さん一社のみです。
111124北木石イメージ写真.jpg
一番多い問い合わせは、石工と書いて何故、『武士(もののふ)』
と読むのか?・・という質問だったそうです。
石工キャリア半世紀の親父から放たれるオーラを言葉にしたら、
そうなりました・・。言葉ではなく、背中で語ろうとする親父の姿勢
こそが、我々の受け継いでいくべきものと心得ております。
明治維新後、半世紀以上、石材ビジネスの頂点に君臨し続けて
きた北木島の産業は、今では風前の灯。
国や家族を守って亡くなった多くのご先祖様(英霊)が北木石の
もとで祀られている事を思えば、我々もまた命懸けで、この石を
守っていく必要があると思うのです。


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