北木石の匠 blog

記録

石材業界のTABOO(タブー)

日々の活動や出来事の中で、皆様にお伝えしたいことをチョイスし
月に4回のペースで『北木石の匠』を更新させて頂いております。
日頃より、北木石そして我々の事を気遣って、様々なアドバイスを
くださる皆様に心より感謝申し上げます。
ところが、一ヶ月前、当blogで情報規制を受けました。その指示を
出しているのが、現在、JR東京駅の『丸の内駅舎保存・復原工事』
を請け負っているスーパーゼネコンの担当者です。内容については、
4月16日にupした記事を再公開しておりますのでご参照ください。
なぜ規制を受けるのか疑問に思っていましたら、こういう事でした。
施工業者の思惑は、『北木石はもう無い』という虚偽を成り立たせて
【北木石に似た中国材】+稲田石で、石材工事を段取りしようと・・。
しかしながら、その建築物は、国の重要文化財にも指定されている
ため、施主さんの希望としては、実際に過去使用された実績のある
【北木石】を使いたいという、我々にとって光栄な有り難い話です。
情報を再び公開する気持ちを後押ししてくださったのが、私の母校の
先輩(=船舶建造量で世界TOP5に入る造船会社社長)の一言でした。
『鶴田、お前は自分の仕事に胸を張れ。お前の親父たちが守ってきた
北木石は、事実を受け入れてくれる人の為にあるんじゃないか?』と。
思わず胸がジーンとして、熱いものが込み上げてきました・・(T_T)
我々が心苦しかったのは、まさにその部分で、遅れ馳せながらblogを
立ち上げたのも、皆さんに真実を伝えていきたかったからこそ。
今年、古希(70歳)を迎えながらも、毎日、危険な現場で陣頭指揮を
執る老練な石工が北木島にはいます。その男の人生は、半世紀に
亘り、絶え間なく、しかも命懸けで北木石を守ってきたのですよと。
また、その男が守り続ける山には、既に120年の歴史がありますが、
石屋さん(石材業界に身を置く者)として、本当に知りませんか?と。
瀬戸内海の海底(平均水深=約30m)より深い、海面下70mの現場
からでは、我々の叫び声は届きにくいのでしょう。現在の採石場所は
地上に近いですので、皆さんに気付いて貰えるように頑張ります。^^